2013年1月1日火曜日

植え替え & 冬剪定 - Queen of Sweden

   またブログから遠ざかっていましたが、気が付けばもうすっかり冬で、植え替えの時期です。12月前半に-4℃にまで気温が下がったものの、その時期はずっと雨で植え替えが出来る状況になく、雨の降らない週末祭日を待っていたら(昨年9月から仕事を始めました)気温が上がり始め、枝先の芽が動き始めてしまいました。

    まずは雨のやみ間を見て数日前に葉を全部落としました。既に休眠に入っていた為か葉はどれもキレイに取り去る事が出来ました。
 
 


   やっと元旦の今日になって晴れたので厚着をしていざ植え替え開始。日の入りが午後4時なので遅くとも午後3時半には終了せねばならず、かつ朝起きられずに午前11時半開始。ランチ時間を除くと4時間もない事に気が付き、7株のバラを植え替えるので一鉢30分程度しかありません。
   と嘆いていても仕方ないので早速作業に取り掛かりました。毎日雨ばかりで鉢の中の土が乾く事はないので、泥んこになる覚悟で植木鉢をはずし、まずは根の発育状況から。


    2012年春に開花株で買った時にあまりにも根が少なかったので、植えられていた鉢にそのまま植え替えて育てました。枝振りからすると小さいので、いつも風に倒されていましたが、根の育ちはまあまあだった様です。
 
 
    全体的にはこんな感じです。植え替えの為の仮選定はしていません。私のクィーンオブスエーデンにしては丈が低いですが、開花株を買った一年目なので良しとしました。
    左手に見える立派なシュートは、6月末に芽を出したシュートです。雨の続く中順調に育ちました。
 
   北向きのベランダで日も当たらず、バラのためとは言えど寒さが深々と身にしみてくる上に、土が湿っているどころかたっぷり水を含んでいるので根鉢を崩そうにも崩れず、根を傷つけてもいけないので、全部土を落とす事は諦め、この位で植え替えました。
 
 
根コブセンチュウの様なものも見えますが、とりあえず様子見
と思い、そのまま植え替えましたが、今思えば削っておけば
良かったですね。
 
    本来ならばこれにて冬の植え替え終了ですが、今日は久しぶりに5℃以下まで気温が下がっているので、本来ならば2月ごろに行うとされている冬剪定する事にしました。イギリスも本来ならば1月2月が一番寒い季節のはずなのですが、昨年もあまり気温が下がらなかった上に、明日から3日間は雨が降らなさそうだし、また雨が続くと剪定しそこなうので。
 
 
    開花株で購入した時に既にあった枝の真ん中が傷んでいるので、その下で切りたいと思い、それを基準に他の枝の高さも決めました。
 
何かと擦れてしまったような。
 
    いつも思いますが、一年かけて大事に育てた枝を落とすのは何とも心痛いものです。ですがクイーンオブスエーデンは枝が真っ直ぐなので、乾燥させて春の枝の誘引などに使う事も出来ます。
 
 
手がかじかんでうまく写真が撮れません。
 
    小ざっぱりしました。芽の向きも悪くないので、後は春を待つばかりです。東京で使っていた様なサイズの植木鉢が見つかり次第、いづれかは植え替えてあげようと思います。こちらではもっと色々な種類の植木鉢が売っているだろうと思ったのですが、ちょうど良いサイズで風対策のお尻の座りの良い鉢が見つかりません。こんなことならば東京から引っ越す時の船便に乗せておけば良かったと思っています。
    ちなみに今夜も冷え込むので水はあげませんでした。という事は明日2日から仕事な上に、冬の水遣りはお昼間と考えると、週末までの3日間は水やり出来ません。明日の朝は4℃なのでとりあえず明日の朝の水遣りは止めておきます。
 
     と、改めて天気予報を見てみると、なんと明日は雨の予報になってしまいました。少なくとも剪定した切り口が乾くまでは雨に当てたくないので、無理やり7鉢をテーブルの下に押し込みました。根の成長も促したいので、しばらくは雨に濡れずに済むと良いのですが。東京にいた時は軒下で雨をしのいでいましたが、こちらにはイギリスには軒下がありません。
 
 

2012年7月26日木曜日

2番花 - Queen of Sweden

      クイーンオブスエーデンの2番花がキレイに咲きました。昨日まで30℃を越える暑さだったのであっという間に散ってしまうのではとドキドキでしたが、今日は気温が下がり今日もキレイに咲いています。

   明日からはまた普段のイギリスの天気に戻り、雨の予報なので開花した花は切花にしました。5月上旬に入手した株ですが、2番花にしてやっと私のバラらしい花姿となりました。早速ご近所におすそ分けしなくては。


    毎日眺めていると成長の度合いに気が付きませんが、思いのほか背が伸びています。今度真横から写真を撮ってみます。

2012年7月25日水曜日

強い日差しによる生理障害 - Queen of Sweden

    一番順調に育っているクイーンオブスエーデンですが、ここ数日の30℃を超える快晴の天気の為に水分が株全体に行き渡らず水不足になりました。先週までは20℃を越えない日もあったので、普段より早く水遣りをしていましたが、それでも追いつかない程の強い日差しの様です。
  本来ならば根をしっかり育てたい所ですが、東京在住時の様に室内に取り込めるスペースがないので、植木鉢を小さくし水はけの良い土に改良したものの、まるで水道の水を出しっぱなしにした様な長雨続きでお手上げ状態でした。また一週間もすれば元の気候に戻る様なので日陰に入れず、人間同様、はかないイギリスの夏の日差しに当てています。
 
   水不足による生理障害 - 新葉の先が枯れ、下葉が黄色くなって落ちていきます。これを見て東京の猛烈な暑さを思い出しました。そう思うと、東京で育てていたバラはよくあの暑さに耐えてくれたものです。感謝感謝。


2012年7月14日土曜日

シュート - Queen of Sweden

  やっとクィーンオブスエーデンの株が充実して来た様でシュートが出ました。最初はあまり力なくか細い芽でしたが、長雨の中思いのほか育ちました。気温が20℃以上上がらなかった事が良かったのかも知れません。
   東京で育てていた時は、ハダニ、アブラムシ、うどん粉病のケアで大変でしたが、無農薬なのに害虫や病気の被害もなく、順調に育っています。

6月29日

7月4日
7月7日
7月14日

2012年6月29日金曜日

続々と - Simply the Best

    天候にも恵まれ、灰色カビ病にならずに続々と開花が進みました。オレンジ色がキレイです。相変わらず花粉症で、香りが良く分かりませんが、甘い香りを感じます。



    植え替え作業中に折ってしまった新芽から出たわき芽が成長しているので、全体的な株姿はバランスが取れていませんが、やっとハイブリッドティーらしい咲き方になってきました。

2012年6月16日土曜日

アブラムシが足りない

   昨年4月にロンドンに引っ越して家具などの船便が届くまでの一ヵ月半程は、家具付きの部屋に住んでいたのですが、その時にスーパーで料理の為にどうせ同じ値段ならと土つきのタイムを買いました。温室育ちなので果たして育つものかと時々水遣りが遅れてしなびたりしながらも生き延びていたのですが、どうやら私の性格に合わないダラリと伸びていくクリーピングタイプのタイムらしく、扱いに困っていた上に葉は黄色くなるしどうも生育状況が悪いので、ここに引っ越した当時からここにあった、土の入ったとても大きな植木鉢に植木鉢から出して置いておいたのです。しばらくすると元気良く成長をはじめ、冬を越し、この春になって花を咲かせていたので、花が終わったら切り戻そうと花の終わりを待っていました。

    2週間ほど前、その可憐な花を眺めていたら、最近遠視が進んだ目では良く見えていなかったアブラムシがあちこちに。それも大量に。雨も続いたので暫くそのままにし、雨の止み間に再度見てみると、アブラムシの3倍くらいの大きさしかない黒字にオレンジの斑点をつけたテントウムシの幼虫がたくさんいるのです。肉食のテントウムシはアブラムシを主食とするものがほとんどなので(中にはカイガラムシも捕食するものもあり)、私としては大歓迎。

    気がつけば大量に発生していたアブラムシは探さなければ見つからないほどに減少しました。これは私にとって好都合でしたが、日が経つにつれアブラムシがどんどん減少し、それなりの大きさに育った幼虫は行動範囲を広げ、その大きな植木鉢を離れ、隣にある白い台をも超えて、その向こうにあるチャイブの鉢まで到達していました。そのチャイブにもそれなりにアブラムシがついているので、そちらでもアブラムシを退治してくれています。
手前左下がタイム。ボサボサです。

    ところがここへ来て、テントウムシの幼虫はほとんどのアブラムシを食べてしまい、かといってテントウムシの幼虫を移送するほどバラにはアブラムシがついていないので、普段なら捕殺するバラについているアブラムシを捕獲してチャイブの鉢に移動しました。ですが幼虫の数からしてどう見てもアブラムシが足りません。困ったものです。

    まだサナギにすらなっていないので、正体は分かりませんが、付近にこのテントウムシが日向ぼっこしていました。東京では見かけないテントウムシです。

      綿棒の先に止まっているのはテントウムシの幼虫です。バラにつくアブラムシを捕食してくれるので見つけたらぜひ大事にして下さい。

2012年6月15日金曜日

咲きました - Simply the Best

    灰色カビ病だらけながらもやっと開花しました。花びらの重なり方がいまひとつですが、入手してからなかなか思うように成長させる事が出来なかったので、一安心です。
    黒点病発見後から雨の予報の時には室内に取り込んで育てています。


    香りをお伝えしたいのですが、1週間くらい前から花粉症がひどく、香りをうまく感じ取れません。せっかくの開花時期だというのに。



 次の蕾も膨らみ始めました。