2009年4月30日木曜日

咲きました Ingrid Bergman

やっと咲きました。4月16日に蕾が開花を始めてから2週間もかかりました。花弁が硬いので強風などでも花は痛まないのですが、その分この気温の大きな変化でなかなか蕾が緩まなかったようです。写真は以前にかいてしまおうと思っていた芽についた一番最初の蕾です。
この赤色の深さがなんともいえません。深いんです。絵の具では絶対に出せないのではないかと思われるほど深いんです。写真ではうまく色が出ません。フィルムでマニュアルのカメラで取るべきかしらと思ったりもしています。
残る開花待ちのバラはクイーン・オブ・スエーデンです。素敵なピンクのカップ咲きなので楽しみにして下さい。

Charleston

2009年4月29日水曜日

大きさ Double Delight

とにかく大きいんです。お花屋さんでは売っていない程のサイズに成長しました。切花にしてからも成長を続けて現在直径は14cmほどあります。iPodで大きさを比べてみました。フラッシュたきたくなかったので、多少のブレはご容赦下さい。
5日前の写真のガクの大きさを見て頂ければ成長の度合いが感じられると思います。

咲きました - 連弾 (Rendan)

こちらは花びらの数の少ない連弾です。連弾は鈴木省三さんという日本の方が作者なので日本のバラと言えるでしょう。連弾はまだ害虫や病気の被害をまだ受けておらず、手間のかからないバラです。満開になると花で株が覆われてしまうほどになり圧巻です。その時はまたご紹介させて頂こうと思います。
また、最近この鈴木さんのお名前と出会う事が多いので、色々と情報を探っています。お宅にこの方の著書やバラ図鑑が眠っているようでしたらぜひ譲って下さい。

2009年4月28日火曜日

香り Charleston

チャールストンの香りはダマスクの香り(原種バラの香り)にほんのりミルラの香り(アニスの香りに近い)と甘いフルーツの香りがしている気がします。ダブルデライトは強香に対して、チャールストンは弱香なので、神経を研ぎ澄ませないとなかなか感じ取れません。ここ数日バラの香りを嗅ぎ分ける為に基本となる香りを鼻に覚えさせ、毎日何度もバラに顔を近づけて自分の鼻を鍛えていますが、日々香りの変化も楽しんでいます。花色も昨晩の冷え込みで色がさらに濃くなりました。
今日はバラたちにとって一番気持ち良い天候です。風も穏やかで日差しが強い分、風が冷たく、本当に気持ちの良い天気です。昨日の疲れが残っているので、朝からほとんど何もせず、バラだけを眺めています。バラを育てていて一番楽しい時期です。

2009年4月27日月曜日

咲きました French Lace

第3弾咲きました。フレンチレースは私が本格的にバラを育て始めた最初のバラで、初めて冬を越した時はうまく育てられなくて、私にはバラは無理なのかな?と思ったことを思い出します。今年は昨年より天気がよく日差しは十分だったものの、今までと違う育ち方をしたのでまた失敗したものかと思いましたが、色々調べた結果、これが正常な成長の仕方なのでは?と思い始めました。
香りについて語りたい事がいっぱいあるように思いますが、今日はかなり体力を消耗してしまったので、明日ご報告申し上げます。

2009年4月26日日曜日

香り Double Delight

先日ダブルデライトの香りをレモンの様だと書きましたが、ある本を読んでいたらダブルデライトの香りはアプリコットだと書いてありました。アプリコットの香りと言われると甘さの強い甘酸っぱい感覚を思い出しますが、私のダブルデライトはそれよりはかなり柑橘系だと思っています。バラの香りには大きく6種類あるそうで、それが混ざり合ってそれぞれ違う香りをかもし出しています。それはワインと同じように土壌の違い、成長過程での気候の違い、開花時の気候や害虫、さらには気候の変化による遺伝子の進化等々によって同じ名前がついていても同じとは限らず、そういう意味ではSFのDianeのところのダブルデライトと似た香りがするのはラッキーだったかもしれません。

咲きました Charleston

第2弾咲きました。今回のチャールストンは冬の選定の時に強く切り過ぎたせいなのか、根元にある根頭がん腫病とは認めたくない腫瘍のせいなのか、昨年よりは全体的な伸び方がイマイチで、蕾はそれなりについたものの、とても小ぶりです。ダブルデライトと比べると4分の1から5分の1位です。が、見た目は今までにない素敵な発色をしています。チャールストンもダブルデライトと同じように、オレンジ色の花弁が強い寒さや日光に当たると朱赤に色づきます。ダブルデライトとの違いは花のつけ方。こちらはフロリバンダと言って、ひとつの枝にいくつもの花をつけますが、ダブルデライトはハイブリッドティーと言って、ひとつの枝にひとつの花しか原則つけません。その為後者の方の花は比較的大きく咲きます。
こちらも香りがする花なのですが、今日はとても風が強かったため、また後日報告します。

2009年4月24日金曜日

咲きました Double Delight

ダブルデライト咲きました。美しいばかりです。朝からず~っと眺めているだけでなく、香りも素晴しく何度もベランダに出て顔を近づけています。切花にして室内で楽しもうかとも思っていますが、まだ決心がつきません。切花にすると色の変化がほとんど止まるので今日の冷え込みを考えると、色が強くなりすぎないうちに切るのも方法かと。しばらく一階の他の鉢の世話をして2階に戻ってくると、さらに開花が進んでいて、また写真を撮ってと大忙しです。
ちなみにSFのDianeのところにあったものとの違いは、私のものの方が若干シャープな香りがします。SFに行ったのは秋だったので、季節の違いもあるかも知れません。
他のバラたちはまだ開花までには至っていません。イングリッドバークマンも他のバラに比べ花弁が硬いせいか、まだ咲く気配がありません。

2009年4月23日木曜日

開花宣言??

 
今日も一日妹の所でベビーシッターをして帰って来ました。日中日差しがあって気温が上がったせいか、ダブルデライトが開花を始めた様ですが、夕方急に冷え込んだ為、一度開いた花弁が半分くらい閉まったようです。でも既に香りがし始め、先ほどから2階のベランダの窓を開けて香りをかいでは満足しています。バラの香りは花弁の付け根から発生しているそうで、今朝までは全く香りませんでしたが、今ではしっかりレモンの香りがします。すでに例年の他のバラたちよりもかなり強い香りを発しています。見た目の方は夕方からの強い北風に当たったため、外側の花弁が濃いピンクになってしまいましたが、明日の気温次第では内側の花弁が黄色く残るでしょう。
写真をと思ったのですがフラッシュをたくと本来の色が出ないので、昨年9月SFのDianeのところに遊びに行った時にDianeのご主人が切って持たせてくれたダブルデライトの写真(左)と、昨年4月にDianeが送ってくれた彼女の庭のダブルデライトの写真(右)です。
しかし今日の温度差はとても激しかったようです。家に到着した時の家の中の気温は26℃、外気は16℃でした。

2009年4月22日水曜日

涼しい・・・

午前中気温が上昇し続けたのですが、昼から雲が出て、且つ風向きが北寄りになった為、私もバラたちも午後は平穏に暮らしました。今では北風が吹いていて、窓を閉めてカーディガンを着た所です。昨日日が当たらず色づかなかったダブルデライトの花弁が今日の日差しで色づいたので披露したくなりました。気温が予報ほど上がらなかったので開化はまだでした。でも20日の写真と比べると確実に花弁が大きくなっています。
イングリッドバークマンもまだです。イングリッドバークマンは花弁がとても厚いのでなかなか緩まないようです。
連弾は蕾がゆるみ始めました。Queen of Swedenはまだ蕾が小さく、開花はまだまだのようです。

2009年4月21日火曜日

開花宣言間近 part3

今日は朝から一日妹のところでベビーシッターだったので、雨の天気予報を受け、バラたちを部屋の中に入れて外出しました。確実に室内の方が気温が高い為、開花が進みました。写真は寒さと日差しの強さで色がつく今日のダブルデライトで、今日は日差しが出なかった為、ガクに覆われなくなった部分に色がつきませんでした。
他にもイングリッドバークマンはダブルデライトと同じくらい開花が進み、フレンチレースとチャールストンは蕾がゆるみ始めました。明日25℃位まで上がるそうなので、前2つは開花してしまうかもしれません。
なぜか、嬉しいような淋しいような。多分咲いてしまうとあっという間に花がひらき、ベストな状態が長続きしないからかもしれません。株への負担を減らす為にも、私はいつも切花にしても開花する程度の開き加減で切ってしまい、その切花を室内で楽しむのですが、今年はしばらく株につけたままにして株全体で楽しもうかしらとも思っています。楽しみ楽しみ。

2009年4月20日月曜日

開花宣言間近 part2

こちらはダブルデライトです。強い日に当たったり寒さに当たった部分がピンク色になる様です。これはSFの元同僚Dianeの家に遊びに行った時に見せてもらった品種で、容姿もさることながら香りが素晴しい。ダブルデライトの名前の由来も、美しい香りと美しい色合いで2つの喜びが訪れるという意味だそうです。中にはピンクの色合いと黄色の色合いと数えるとトリプルデライトでは?とコメントされる方もいらっしゃいます。私はそれに同意です。同じものが咲くとは限りませんが、ほんのり色づき始めたピンクはDianeのところで見たものと同じピンクです。明日また気温が下がるようなので、開花は来週になるかも知れませんが、とても楽しみにしています。

2009年4月16日木曜日

連弾 (Rendan)

 中国のバラが起源となっている品種らしく日本の気候にもかなり適応でき、その為病気や害虫に悩まされる事も少ない事から、1階でゆったり成長しています。ヨーロッパ系、アメリカ系のバラよりも少し暖かい気候を好む為か、他のバラよりは成長が遅いです。鉢の大きさは他のバラの鉢よりも更に大きく、その為全体の大きさも大きくなっています。ここ1ヶ月の日光の量はかなり確保できているのですが、きもち徒長気味で節と節の間が長くなってしまっています。さらに昨年と違うところは、昨年はありとあらゆる節から新芽が出てきたのですが、今年は剪定した枝の先から1~2節目からしか芽が出ていません。昨年の様に芽が出るものと思って剪定したので、さらに株全体が大きくなってしまいました。1番花が終わった時の剪定方針をそろそろ描き始めたいと思います。
ちなみに右端に一緒に写っているのはホスタ(きぼうし)です。冬から目覚めて日々着々と成長しています。本来は日陰の植物ですが、発芽させるには直射日光が必要との事。

開花宣言間近

とうとうIngrid Bergmanの一番大きな蕾が開き始めました。明日また急激に気温が下がる様なので、開花はまだまだ先ですが、現在の天気予報からすると来週中には開花かと。よりによって来週は2日間も妹の所にベビーシッターで出かける為、その美しい姿を1日中眺めて過ごせる確率が減ってしまいます。
今夜から雨になる上に気温も下がるので、一部のバラたちを家に取り込んだものの、今アメダスで見てみたら、一向に降る気配がありません。雨が降らないなら外に出しておきたいのに困ったものです。最近の天気は変化が大きい為か、予報が当てにならない事が多く、天気予報を元に予定を立てている私としては骨が折れます。東京もいつかはNYのようになってしまうのでしょうか?それまでにバラがその環境に適応出来る様、進化している事を祈ります。私がその気候についていけないという噂もありますが・・・。

2009年4月14日火曜日

接ぎ木株でないイングリッド・バークマンのひとつの株に11個の蕾がつきました。クロケシツブチョッキリに噛まれたものも含めて着々と大きくなっています。11個の蕾が写る様に写真を撮ってみましたが、見えますでしょうか? ちなみに下の方についている蕾が以前にブログにも書いたかき取ってしまおうと思った枝です。枝が伸びませんでしたが、蕾は無事成長しました。
今日は昼から雨で気温も下がり、うどんこ病がもっとも繁殖する状態となったので、昨日から色々と計画していましたが、これから更に雨が強くなりちょうど軒下に雨が吹き込んでくる角度である南風が強くなる事から、家に全てのバラを取り込んだところです。風には当てておきたいのですが、雨が窓から吹き込んでくるので、これ以上室温が上がるようだったら扇風機を回そうかと思っています。
ちなみに写真の端っこに遠慮がちに写っている子は最近の一番の友達グロスターです。イギリスでは背中に斑のあるブタをGloucesterと呼ぶのでそのまま名前にしてしまいました。

2009年4月13日月曜日

うどんこ病 (mildew)

とうとう出てしまいました。先週金曜日からの気温の異常な上昇と、水をあげるタイミングがちょっと早かったのか、バラ6鉢のうちのダブルデライトとチャールストンにうどんこ病が出てしまいました。ダンナが出勤してから早速日焼け止めを塗り、長袖をき、帽子をかぶり患部?を切除し薬を散布。さらに暑さが一番苦手なチャールストンや室内で育てていた鉢も一階に下ろし、出来るだけ植木鉢の温度が上がらない様に植木鉢に影を作ったり、植木鉢にアルミホイル板を立てかけたり等、洗濯しながらのあっという間の午前中でした。明日から天気が悪くなるらしいのですが、ここ2日間の間に天気予報が激変するので、水遣りの計画をするのが大変です。あげ過ぎるとうどんこ病を助長しかねないので油断は出来ません。昨年のうどんこ病発見日も4月13日だった事を思い出しました。今年こそは!と思ったのですが、まだまだ修行が足りないようです。

2009年4月10日金曜日

クロケシツブチョッキリ (Auletobius uniformis)

この蕾についている小さい穴が見えますか?ぜひ拡大してみて下さい。これはクロケシツブチョッキリに食われた後で蕾の成長過程で必ずと言って良いほどどこからともなく現れます。クロケシツブチョッキリに効果的な殺虫剤はないそうで、対処は”捕殺”とのこと。今日は風が強いのでなかなか見つかりませんが、事あるごとに観察しては捕殺の機会を伺っています。これを放っておくと蕾が全滅しかねないので目が離せません。この蕾はこれ以上食害が進まなければ形は崩れるものの開花も見込めるのですが、今が肝心です。本当に小さい(3mm程度)ので写真でお見せ出来るか分かりませんが、機会があればぜひ。虫自体はカブトムシの子分みたいで憎みきれません。

2009年4月9日木曜日

5月中旬の陽気がもたらすもの

今日はあっという間に20℃を越えたそうです。5月中旬の陽気だとか。バルコニーに出てバラたちの世話をしていても、太陽光線と暖かい南風に私の嫌いな夏を感じます。バラたちも夏は苦手で、私が暑さに参り始めるとバラも参っています。先週は寒の戻りで最高気温が10℃ほどにしか上がらず、今週になって急に気温が上がって水遣りも鉢によっては毎日になっていますが、今日はあまりにも気温が急激に上がり過ぎているのでバラの鉢を日陰に移しました。日差しに当ててあげなくてはいけないのですが、鉢の中の温度が上がり過ぎるのも良くないので、今日は日差しよりも鉢の中の温度を優先しました。全くの日陰ではないので、成長に影響は出ないと思いますが、この春の時期に急に気温が上がると蕾の中で花びらが十分成熟しない内に開花してしまうので気を使います。植物も環境に合わせて進化するので、このまま温暖化が進むと、もしかすると将来バラが現在のようなとても美しい花の形をなさなくなるかもしれません。 (涙)
写真はダブルデライトの鉢に生えてきたクローバーらしきもの。ちょっと見えにくいですが。クローバーの生態を調べてバラに影響しないようであればここで成長させてみようかとも思っています。

2009年4月4日土曜日

花芽がつきました

どんどん花芽が出てきました。まだDouble Delightは良いほうですが、Franch Laceなどは殆ど茎が伸びていない状態で花芽がついてしまいました。去年までは茎が伸びて伸びてまだ花芽がつかないなぁと心待ちにしながら蕾が出てくるのを待っていましたが、今年は土のせいか早いです。2週間ほど前に一旦暖かくなってしまったのでバラたちが季節を勘違いし、蕾を早々につけてしまったのかもしれません。人間と同様にバラたちも異常気象に耐えられる様にこういう経験を通じて人間の遺伝子が学ぶ以上の速さで環境に適応していくんだろうなぁと思ったりもします。昨日までの寒の戻りで成長が止まっていましたが、今日の暖かさで目に見えるほど成長しました。今度成長する速度を1時間くらいずっと眺めていようかなぁ。